ちゅるゆーかの頭の中を晒すブログ

ちゅるゆーかの頭の中

出会わなければよかった人などないと笑います。

本10選

Twitterでバズっていたので、「#名刺代わりの小説10選」というタグを初めて知りました。
そういう読書好きのための活用法があるのだなぁと思いながら、私の中で決めるとしたら何になるかなぁと考えました。
私の中では好きな本というよりも、人生に影響を及ぼした本を考えたいなぁと思いました。



1.狂乱家族日記シリーズ/日日日
作者名はあきら、と読みます。中学3年生の時、初めて読んで初めてハマったライトノベルでした。
恋の思い出も、高校生活の最初の辛さを癒やしてくれた感謝もあります。個性的なキャラクターやいろいろな考え方は、思春期に読んだということもあり私に絶大な影響を及ぼしました。
私の人生を語る上で避けては通れない本。


2.ぼくは勉強ができない/山田詠美
もはや古典として読み継いでいくべき名作。初めて読んだのは小学5年生か6年生だったと思います。
何度読んでも学びがあり、全てを理解できたら本当の大人になれる気がします。
私のものの捉え方の大半は、中島みゆき氏と山田詠美氏が形成していると思います。


3.放課後の音符/山田詠美
中学生の頃、寝る前に飽きることなく読み返しました。素敵に生きるとは何か、私に教えてくれた本。
「夏はうんと日に灼けることだ。(中略)そうすれば、どんな暑さも味方に付けることが出来る。」
この文章のせいで、私は今でも日焼けを悪だと思うことができないでいます。


4.もの食う人びと/辺見庸
家にあった分厚い本。知らない世界を教えてくれた、食べるとは生きるとは何かを見せつけてくれた本。食べることは生きることだという考え方は、もしかするとこの本を読んで身についたのかもしれません。


5.タスキメシ/額賀澪
スポーツ嫌いの私に、箱根駅伝の世界を見せてくれた本。スポーツも良いのかもしれない、と思いました。
諦めること、逃げること、大人になって考えなくなった一生懸命さは、私には眩しくて宝物のように思えました。
額賀澪氏は、頑張っている人を描くことが得意な人なのだと思います。

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6.(題名を忘れてしまった本)/作者不明
小学校の図書室にあった本。
貧しい家で生まれ育った中学3年生の主人公は、チラシを見てスーパーをはしごし、夕食をつくり、下の兄弟の面倒を見ている。高校受験時、全ての回答を裏面に記入して提出し、国語に至っては満点だったが、家庭のために進学を諦める。最後は暗いものではなく明るい未来を夢見る主人公の姿で終わったと記憶しています。
どんなに頭が良くても、家庭の事情で進学できない生徒がいるならば、本当の天才は東大にいるのではないのかもしれないと思いました。この本のおかげで、学歴で他人を見ない私を獲得しました。


7.働かないふたり/吉田覚
現在も連載中の漫画作品。働かない兄、働けない妹とそんなふたりの周りの日常を描いたお話です。
この作品には、本当に何度も救われてきました。
嫌なことがあった時、働きに行きたくない時、イライラした時、落ち込んだ時。もうずっと救われています。
きっとこれからも救われ続ける、大好きな作品です。

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8.赤毛のアンモンゴメリ
出会って良かったと心から思える本。昔アニメで見た時は全く心惹かれなかったのに、本で読むとなんてマリラとマシュウの愛は素敵なことでしょう。アンの生き生きとした性格は魅力的なのでしょう。
赤毛のアン、アンの青春、アンの愛情、アンの娘リラ。この4冊は大好きです。

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9.ひざまずいて足をお舐め/山田詠美
大学生の頃初めて読み、それ以降何度も読み返しています。
印象的なエピソードは幾つもあり、軽く紹介など出来そうもない程人生への示唆や教えに溢れている本です。
こういう本を読んでから社会に出れたことを嬉しく誇らしく思う私がいます。


10.海外でハローワーク下川裕治
下川裕治氏にはバックパッカーの旅に出るほど多大な影響を受けている私ですが、この本に出会った時は、「そうか、海外で働くという手があったか!」と頭を殴られるような衝撃を受けました。
私の可能性と世界を文字通り拡げてくれたことに感謝します。



日常、ふっと本の文章が頭をよぎることがあります。または意識して動くことがあります。
ここまで挙げた本は、全て私の生活でそんな風に私に常に働きかけてくる本です。
そしてこれからもきっと、そんな風に私を助けてくれる本です。



惜しくも選外
嘆きの美女/柚木麻子
ボックス!/百田尚樹
少年少女飛行倶楽部/加納朋子
なんでも魔女商会シリーズ/あんびるやすこ


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