ちゅるゆーかの頭の中を晒すブログ

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出会わなければよかった人などないと笑います。

日常

旅が日常だった頃があります。
大きなバックパックを抱えて、飛行機や列車やバスに乗っていればそれが旅でした。
私はもはや消えかけているバックパッカーの最後の方の一人でした。
いつも街や町に溶け込めないことが当たり前で、自分の中に値段の基準をつくってそれを試しながらの買い物でした。
1000円をケチっては空港で一晩や丸一日を過ごしたりしました。
考えると何とも贅沢な時間の使い方で、それでも私は何かと闘っていたのかもしれないと今になって思うことがあります。



狭いところでより良く眠るコツは、上半身ではなく脚を伸ばして眠ることです。
家族連れはその他のグループよりも信頼性があり、子どもがいるおばさんが一番頼りになります。
その土地の価格の基準になるのは水で、それを100円と考えると、その他のものの値段はどれくらいが相場かを推測できます。(この感覚を身につけることが、ぼったくりを避けるコツだと思います。)
長距離のバス移動は、トイレがその辺の草むらだったりするのでパンツスタイルよりもスカートが良いです。
迷ったら、まずは落ち着いて何かを食べると良いアイディアも浮かびます。
そんな今の会社員としての生活には何の役にも立たないことをたくさん身につけました。

私は、あの旅が無駄だったと思うことが好きです。私は無駄なことを2年間全力でやって、社会に出る前の儀式としました。
無駄で良いと思っています。完璧な人生なんて、一体何が面白いのでしょうか。



あの頃のことを思い出すことがあります。
エキサイティングでつまらなくて、ありきたりで発見の多かったあの日々。今の私には過ごせそうもありません。
けれど、あの頃の私にはきっと過ごせなかった日々を今の私も送っています。
どちらが良いとか悪いとかではなくて、今の幸せの尻尾を手の中に時々捕まえられればいいなと思います。