ちゅるゆーかの頭の中を晒すブログ

ちゅるゆーかの頭の中

出会わなければよかった人などないと笑います。

思い出を食べる

大学時代、救われたものが3つあります。
S先生、坂崎幸之助吉田拓郎オールナイトニッポンゴールド、アルバイト。
そのどれが欠けても私は大学を卒業することが出来なくて、どれも本当に本当に大切です。



他の2つについては今は省略するとして、1月15日を持って元アルバイト先の居酒屋はなくなってしまいました。大学の授業よりも長い時間を費やした、私の思い出の場所。
先週、最後に駆けつけることが出来ました。
名古屋風手羽先の唐揚げ。豚足の唐揚げ。チキン南蛮。もつ鍋。ビワミン。私が大好きだったメニューたちの幾つかがなくなっていて寂しくて、残っているメニューの味が昔とは微妙に違っていて寂しくて、あんなに騒がしかった店内が静かなのが寂しかったです。
こうやって変化していくんだなと思いました。
それでも、最後に、楽しかった時代を思い出して好きな人に会えて、心から良かったと思います。



3年の間、何度あの場所で泣いたことでしょう。それ以上に笑ったことでしょう。
苛められたこともありました。いじられたこともありました。悔しくて泣いたこともありました。店長のいない日にアイスを食べたこともありました。面白い話を聞きました。面白い話をしました。お客さんと飲みに行きました。お客さんとカラオケに行きました。大学の同級生が来たこともありました。大学の先生が来たこともありました。バイト仲間とボーリングにも行きました。バイト仲間と飲みにも行きました。社員さんと何度も朝までファミレスでお喋りもしました。S先生とMと行ったこともありました。後輩に教わったこともありました。たくさん怒られました。たくさん諦めました。たくさん笑いました。たくさん吸収しました。学びがたくさんありました。

両親と外食というものを殆どしたことがない私にとって、居酒屋というのはとてもスペシャルな場所でした。
そこで働けて、毎日学ぶことがたくさんあって、面白い人がたくさんいて、通うのが楽しみで働くことが楽しかったです。
こうして思い出すと、良い思い出ばかりのようです。
良くない思い出も、あれらが私を形作ったと愛しく考えることが出来ます。



過ごした時間の濃さは最上級で、私は愛されていて、そしてあの場所を心から愛していました。

思い出の場所は、これから私が胸の中で大事に温めて生きたいと思います。


思い出の味は、変わってしまっていた部分もあるけれど、やっぱり懐かしい気持ちになりました。