ちゅるゆーかの頭の中を晒すブログ

ちゅるゆーかの頭の中

出会わなければよかった人などないと笑います。

マックフルーリーオレオ

コロナになる前くらい、転職してから割とすぐの頃、マッチングアプリに登録していたことがあります。

同じ部署の女性陣が、あまりにも恋愛恋愛と騒ぐので、そんなに良いものかと思ったのです。

 

良い人もいたような気がしますし、気に入られたこともあります。

でも話が盛り上がるのは私のコミュニケーション能力が高いからで、楽しい時間だったと言われても、私が楽しいと思った瞬間なんて数えるほどでした。

3人くらいは黙ってLINEをブロックしてしまいました。傷つけてしまった。

1人とは傷つけ合いました。最初に傷つけたのは私でした。

 

 

 

一番印象的だったことがあります。

もう誰だか思い出せない誰かと夜ご飯を食べて、疲れて、帰りに乗り換え駅前のマクドナルドに入ったのです。マックフルーリーのオレオを、2階席の窓際で食べた時、「あぁ幸せだ」と感じたのです。

誰かと一緒にいる時でなくて、こうやって一人で好きなものを好きに食べるような自由が私は大好きなんだと、染み込むように思ったのです。

それからまもなく、私はマッチングアプリをやめました。

 

 

そういえば、小学5年生の頃、一番落ち着ける場所はトイレだと考えたことがあります。

理由は一人になれるから。

父親が傷ついたような顔をしていたのも記憶していますが、やはり、あの頃から私は一人が好きでした。

 

 

アプリを開いていた頃、どうせ海外に行くから1年くらいしか付き合えないし、と思って捨て鉢でした。頑張って相手を探していればあれから3年。十分恋愛経験を得られたでしょうから、もったいないと思ったこともあります。

けれど私は一人が好きなんだと、もう知ってしまっています。

誰かと一緒にいたくない。そりゃあ、仲良く寄り添っているカップルを見て羨ましくなることはあるけれど、でも、一人の気楽さを愛しています。

 

 

 

2人でなければ半人前だと責める人も世の中にはいるけれど

『1人で生まれてきたのだから』中島みゆき

 

この歌詞が、中学生の頃から好きです。まさか、同じようなことを実の妹から言われるなんて思いませんでしたが。

これからも、私はひとりぼっちでいることを揶揄されることも憐れまれることも不審げに見られることもあるでしょう。

年をとれば、そんなことからも開放されるのでしょうか。

いずれにせよ、私は、一人で生きて、独りを楽しんで、いつか孤独に死んでいきたいです。

強がりと思われるかもしれないですが、もう誰にも理解されたいなんて思っていないのです。ただ放っておいて欲しい。肯定しなくても良いから否定はしないで放っておいて欲しいのです。

 

 

 

あの染み入るようなアイスの味。自由を噛みしめた安堵。

あれを味わってしまったから、自由を追い求めるのを止められないのです。