朝起きたら生理が始まっていて、だから昨日食欲がすごかったのか……と納得して、化粧をして家を出たところまでは良かったのですが、歩くのもしんどくて途中で引き返してきました。今日は休みです。
こんなことは初めてで、自分でも驚いています。
生理痛なんて全くないまま生きてきて、それでもここ何ヶ月かで急にお腹が痛くなるようになって。
たぶん寒さとストレスで一気に来たのだと思います。しんどい。
ところで、近頃持て囃されているフェムテックという言葉をご存知でしょうか。
平たく言うと、女性向けの健康商品のことで、吸水ショーツは私には目新しく感じました。ショーツが直接血を吸ってくれてナプキンが要らない。
私はそんなに量も多くなく、特に最近はトイレで経血を出してしまう訓練をしているので、日中は手ぶらで良いくらい。何より気に入ったのは、夜にナプキン2枚を組み合わせて使うストレスから開放されたことで、上向きにならないよう気を付けたりずれないように気を配ったりすることが如何に負荷だったかに気が付きました。
洗わないといけないのは面倒だけれど、ストレスフリーで楽ちん。UNIQLOで見切り品のを購入すれば安いし満足しています。
「9のつく年齢は気を付けなさい」と母親に言われました。変化をするから身体が悪くなりやすい、と。
あぁその通りだなぁと思いました。
会社に電話をして、9時に寝て、15時までこんこんと眠りました。起きたら体調はだいぶ良いけれど、食欲がなくて不安になります。
私は女で、この身体と心を抱えて生きていかなきゃいけないんだなぁと当たり前のことを当たり前に考えると、いつも哀しいような気持ちになるのは何でなのでしょう。
いつだって、強く在りたい。その思いは小さな頃から変わっていなくて、体格だけが丸くなるのに男の子は大きくなっていって差がついて悔しかった。身体だけで、ピンクが好きだと決めつけられて可愛いものをあてがわれるのも嫌だった。小学生の頃、頑としてスカートを履かなかった一時期は、身体に対する反抗期だったのでしょう。
今は好んで、スカートを身に着けたりスキンケアを頑張ったりするけれど、強く在りたいという思いが変わったわけではなくて、ただ、己の性別を味方にしたいと変わってきただけです。
少なくともそう信じています。
この身体は、しばらく血を流して、またしばらくすると血を流し出す。嫌だとは思わないけれど、子どもを産めることを嬉しいと思ったことはないです。
明日は、会社に行けると思います。
いつものように、男勝りの性格を振り回して。