最近、いつか死ぬんだなぁと考えています。
先月、妹があやうく死ぬところでした。
あのままだったら助かる可能性は50%でした、と手術担当医に言われました。
そして昨日、私の心臓は不規則な脈打ち方をしました。
病院に行って薬をもらいました。
死ぬことについて考えるのが連続しています。
先日、「エリザベート」にはまりました。
「エリザベート」。知っている人にはあまりにも有名なミュージカルですが、簡単に言うと、死(トート)がオーストリア皇后エリザベートに恋をする話。
考えても考えても底の見えない物語なのと、私よりも長く深く愛している方がたくさんおられるミュージカルなので何を言っても見当違いかもしれませんが。
エリザベートは、死によって『自由を求め続けること』から解放されたんじゃないか、って思うのです。
自由を求め続ける自分というのにも束縛されていたエリザベートには、自由を求めなくとも良くなった死が解放だったような気がするのです。
そして、それは、たぶん私にとっても同じ。
私はまだまだ生きているつもりで、それでも、生きているって幸運なことなんだなぁと感じました。
それから、買うかどうかを迷っていた指輪を買うことに決めました。
私は、自分の好きな自分で少しでも生きていたいって思ったんです。考えなくても死を受け入れられる自分でいたい。
だから、まずは指輪を買うことから始めようと思いました。見るたびに死と向き合えるように。
死ぬのって、怖いんでしょうか、痛いんでしょうか。
死ぬのは怖くないけれど、痛いのは嫌です。
どうか、いつか辿り着く途の先で、私が得られるものが安らぎでありますように。