ちゅるゆーかの頭の中を晒すブログ

ちゅるゆーかの頭の中

出会わなければよかった人などないと笑います。

彼の秤

大学で同級生だったTという男の子がいました。

彼は割と学内では有名人で、話したことはなくても知っている人は多かったようです。ま、小さな大学で人数も大したことないので、知名度云々も微々たるものですけど。



私が彼を知っていたのは、先輩の友達だったからです。そうじゃなかったら知らなかったと思います。

あ、そう言えば何かのコンテストで、最優秀賞を取ったとか何とか聞いたような……興味ないので、これっぽっちも思い出せないですが。


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その彼と何かのイベントで会い、少しだけ話した時のこと。

どこのゼミに入った?と聞かれました。当時ゼミ配属の時期だったので、ホットな話題だったのです。
私が答えると、こう聞かれました。

「ゼミに友達何人いた?」

……は?

「俺さぁ、ゼミで知らない子と友達になれるのを楽しみにしていたんだけど、皆知ってる子だったんだよね。つまんなくてさw」

……だから何やねん。いかにも「え、すごいね!友達多いんだね!」と言って欲しそうな顔をしていたのですが、相手は他人のそんな話にこれっぽっちも興味のない私。

「ふーん」

とスルーすると、すごくつまらなそうな顔をしていました。


どんまい。Tよ、自慢をする相手は選んだ方がいいよ、少なくともこんな他人に興味のない女じゃダメだ。



なぜこれを書いているのかというと、今日この彼の発言を思い出して、久しぶりに思い出し怒りをしたからです。

友達は、量を自慢するようなものなのでしょうか。

確かに、顔が広ければ、その分情報も入ってくるし何かあった時に役に立つかもしれない。でも、浅く広くの付き合いなら、いずれ連絡は取らなくなるのがオチです。

私の友達のRはめちゃめちゃ顔が広くて友達多そうに見えるのに、連絡をずっと取り続けている人の数はほんの少しだとこの間嘆いてましたよ。



広い範囲を深く、ってある程度の歳になって年数を掛けて付き合えば可能だと思います。が、大学に入って出会った、まだ一年かそこらの付き合いの大勢の人たち全員と深い仲になるのはまず無理があるでしょう。



量を自慢するような友達なら私は要りません。

私の友達は、決して多いとは言えません。けれど、私のことを分かってくれる、その一人一人が自慢の友達なので私は幸せです。



(蛇足ながら、友達のRは先日「彼女の羨望、私の嫉妬」の彼女です。)