ちゅるゆーかの頭の中を晒すブログ

ちゅるゆーかの頭の中

出会わなければよかった人などないと笑います。

今夜泣いてる人は僕一人ではないはずだ、よね

心が落ち着かない時は耳が寂しい。
だからそんな時は、音楽を流し続ける。アーティストから中島みゆきという項目を選んで、シャッフル再生にして。
ほとんど聞いていなくても、流れているだけでいい。それで落ち着くから。
そうしていると、ふと耳が歌詞を拾うことがある。
今夜は『幸福論』だった。耳が、歌詞を拾って、外に向いていた意識が音楽へ向く。
そこに辿り着けばもう、落ち着くところの一歩手前だ。あとはその歌だけをリピート再生する。30回も聞けば、だんだんと心も落ち着いてくる。



軽快なロック。頭を揺らしたくなるような。
こういうロックサウンドは中島みゆきファンの間では評価や好き嫌いが分かれるところだけれど、私はむしろこういうロックサウンドが好き。



「今夜泣いてる人は 僕一人ではないはずだ」


私が私に言い聞かせているような言葉から始まる歌詞。ひれ伏したくなった。


「笑顔になるなら 見えない所にいてよ
 妬ましくて貴方を憎みかけるから」

「泣いてる時はみんな ひとりずつひとりずつ膝を抱くのだね
 孤独が恐けりゃ誰にも会わないことね
 いい人に見えるのは 他人だからよね」

「プラスマイナス幸せの在庫はいくつ
 誰が泣いて暮らせば僕は笑うだろう
 プラスマイナス他人の悲しみをそっと喜んでいないか」



ひれ伏した私に、その気持ち分かるよと言ってくれているのかと思えば最後の歌詞でしっかり突きつけてくる。
あああああ。誰が泣いて暮らしても私の中の嫉妬は消えない。私以外の皆が泣いて暮らさない限り。



今夜も、中島みゆきが私を救う。