ちゅるゆーかの頭の中を晒すブログ

ちゅるゆーかの頭の中

出会わなければよかった人などないと笑います。

バット、アイ ライク コミュニケーション!

昨日の続きのような続きでないようなことです。
泊まっていたホステルのドミトリーで、同室のお兄さんと話をしていたんですが、あなたの英語はvery goodだと言われて驚きを隠せませんでした。



初対面はだいたい
「Where are you from?」
から始めれば失敗なくいけるんですが、お兄さん、
「California」
カルフォルニア……オレンジ……(しか思い浮かばないこの教養の無さ)。
それで、どこから移動して来たの?次はどこへ行くの?バスは幾らだった?とか色々聞いて、日本のどこの出身?しゃぶしゃぶ!わさび好きだよ!とか色々聞かれて、しばらくお喋りしました。


と言っても、○⭕から△△までのバスは幾らだった?なんて高度な文章は組み立てられないので、
「How much bus, ○⭕, △△?」
みたいな感じでしたけど。で、まぁいつもの通り『母語が世界共通語とか……しかもアメリカかよ最強か』と一人コンプレックスを弄り回していた訳です。
そうしたら、お兄さん、
「Your English, very good」
って言ったんです。そんなの言われたの人生で初めて……。



大学で受けたTOEICの点数でググってみたら『英語でのコミュニケーションはかなり難しい ( or 不可能? )。英検5級 ( 中学初級 程度 )』って書いてあるし、英語にはいい思い出なんてないのに。
でも一つだけ。
私は分からないなりに、相手の言っていることは推察で埋められます。オーバーリアクションで感情は届けます。伝えたいことは、言葉を変えて身振り手振りで伝えようとします。言えないからって黙るなんてしない。



高校の時、海外にホームステイをしたことがあります。同じ家に泊まったのは、かなり偏差値のいい高校の女の子。成績が一番良いクラスに在席してて医者目指してるんだとか。
でも、その女の子、全然喋れてなくって。私なんかよりずっと英語出来るはずなのに、英語の出来ない私が家族と仲良くなっているのに、一緒に行った日本人の子とばかりつるんで。きっと、喋りたいことも伝えたいこともなかったんでしょう。

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「英語出来ないのに海外行って大丈夫なの?」
って言ってきたゼミ生の子に伝えたいです。

皆そんなに意地悪じゃないよ、って。分からなかったら繰り返してくれるし言葉を変えてくれるし、何とかして伝えようとしてくれるよ、何より少し交わすくらいの会話はそんなに難しい文の構成じゃないよ、って。

でもそれより、伝えたいことと伝えたい気持ちがなければ幾ら英語出来ても、きっとコミュニケーションなんて成立しないから。私が持っているのは、伝えたいことと伝えたい気持ちとほんの少しの英語だけだけど、私はたぶん明日も何とかやっていけそうだよ、って。