ちゅるゆーかの頭の中を晒すブログ

ちゅるゆーかの頭の中

出会わなければよかった人などないと笑います。

子どものまま

今までで一番、幸せだと感じた瞬間はどんな時ですか?
私は中学3年のある日を真っ先に答えます。2月のことでした。良く晴れて微かに風の吹く午前中、前の席に座る好きな人の後ろ姿を見ていた時。
暖かな陽差しで教室は溢れかえり、カーテンは風を受けて揺れ、黒い学ランが好きな人の背中に張り付いて、彼のうなじがとても魅力的に見えました。



中学生の頃、通学路の途中で晴れた空を見上げるだけで幸せでした。高校生の頃、陽を浴びてそよ風を感じながら家に帰る道のりが大好きでした。
今は、それらを幸せだと思えない気がするんです。

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最近、私は変わったなぁと思います。
以前と比べて心が弾むことが少なくなって、感情の起伏が大分なだらかになってきました。
以前の私はそれはそれは喜怒哀楽が激しく、よく笑い、怒りっぽく、よく落ち込んで、すぐに立ち直っていました。それらの感情は素直に顔にも現れる質ですので、表情もくるくる変わるという言葉がピッタリでした。



でも、今、私の感情の揺れは非常に穏やかで、小さなことで怒ったり笑ったりしにくくなりました。
一年くらい前から、なんとなく喜怒哀楽が薄くなってないか……?と思えてきていたのですが、最近、かなり落ち着いて来たように思えたのです。
私はもう、空を見上げて笑うなんて出来ないです。



大人になったのか、心が冷えたのか。
ごめんなさいと、誰かに謝りたくなります。
もしかすると、小さなことを幸せに思える瞬間はもう来ないのかもしれない。そう思うと怖くて怖くて、私は年をとりたくないし、大人になどなりたくありません。



私は、小さなことに幸せを感じられる自分でいたいです。いつも笑い転げている自分でいたいです。それをずっと繰り返して、人生を終える瞬間を迎えたいです。
冷静で、よほどのことでないと笑えないのが大人なら、例えガキと呼ばれ続けてもいいと思えます。



年齢が増えれば増えるほど学ばなければと思うことは増えるのに、私は大人になどなりたくないと願ってしまいます。
小さなことで笑い転げて、微かなことに気を揉んで、怒りながら全力でぶつかるのは、大人でしょうか子どもでしょうか。もう、私にはよく分かりません。



よく分からない文章になりました。
一年ずつ、年が増えていくという恐怖。これはどうやって受け入れればいいのかも分からずに、私はただ恐れています。