ちゅるゆーかの頭の中を晒すブログ

ちゅるゆーかの頭の中

出会わなければよかった人などないと笑います。

妹との未来

妹を、将来嫌いになるかもしれないと恐れています。



私の妹はマイナス思考で、プラス思考な私とは正反対です。何でも重く捉えて自分のせいにする子です。
それでも私は彼女を愛していて、仕事で精神的に病んでしまった時も体の病気で休職した時もそれなりに心配していて、この世で一番大切です。



実家に妹が一時帰っていたこの一年で、というかつい先月、父親が入院しました。
この父親というのがまた癖の強い人で、もう15年くらい糖尿病・心臓病と診断されているにも関わらずろくに医師の言うことも聞かない人です。
お菓子を他人に頂いた時に本人に向かって「私は糖尿病」と言い放ち、なんとも言えない空気にすることが得意です。何度も止めてと言っても、本当のことだと止めません。
心臓病に関しては10年以上ちゃんと診察して貰っておらず薬だけ貰える病院へ行き、「10年無駄にした」と医師に怒られました。
入院中も、あれを持ってこいこれを持ってこい何時にこいと電話を何回もして、母親と妹はとても大変そうでした。
そして無理矢理退院して、妹に言ってはいけないことを言い、衝突しました。



妹は他人の迷惑になるからと父親の介護が必要になっても施設には入れないと言っており、私は今回の件を受けて考え直せと言いました。
少し先の未来ではあるかもしれないけれど、よく考えろと。あんな我儘に付き合い続けるなんてそんなの無理だと私は言いました。
でもでもだって、なのです。他人に迷惑を掛けるから、と。
じゃあ自分はどうなるのか、今回のことだけでも参ってるのに、我儘に付き合い続けて病むだけだと言っても、でもでもだって。


私は恐いです。妹を嫌いになる未来が。
介護が必要になって妹が病んで、ほら言ったでしょとただ私がうんざりする未来が。
あの子を嫌いになることが、私が自分を守るためにそれを選ぶ未来が。



どうか未来が明るいものであって欲しい。
けれどいつだって残酷な未来が、いつか不幸を連れてくるんじゃないかと今は恐れています。


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私のアン、私のものだったアン

赤毛のアンシリーズを全て読み終えました。
名作は、名作だから読み継がれているという理由をはっきりと知ることのできた小説でした。

しかし、他人に勧めて全部面白いよ!と言えるかと問われればそうでもなく。
1〜3巻をぜひ読んで欲しい、それから「アンの娘リラ」もおすすめ、という答えになります。

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大有名なのは1巻の「赤毛のアン」。
孤児のアンがマリラとマシューの兄妹に引き取られる成長物語。大筋はご存知の通りです。
けれど、私は意外でした。成長していくのはアンだけでなく、マリラもだったからです。私は、もしかするとこのお話はマリラの物語ではと思っているほど、マリラの成長が印象的でした。
冷たいと思っていたマリラがずっと人間らしくあり、マシュウの愛情が全編通して伝わってくるのが、素晴らしい風景描写とともに心に残るのです。変われるのは大人になっても出来る、それが伝わってくる物語です。

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2巻の「アンの青春」。
大人になりかけたアン。お喋りは減ったものの、空想が好きで周りを巻き込む力のある魅力的な女の子です。
私は1巻に引き続きリンド夫人が大好きで、リンド夫人が出てくると嬉しいものでした。
仕事を始めたアンの苦労に分かると頷けるところもあり、怒りながら笑いながら、アヴォンリーでのびのびと暮らしている姿にいつの間にか引き込まれている、ぐいぐい読ませる物語でした。



一番好きかもしれない、「アンの愛情」。
揺れ動く心、相変わらず他人を惹き付ける魅力、衰えない空想力と好奇心。アンの全てが愛しく、アンのようになりたいと読みながら渇望しました。アンは完全ではなくて、それだからこそ愛してしまう魅力があります。
愛情という題に、読み終わったあとしみじみとため息をつくほど好きな話です。アンの魅力が一等伝わってくるのがこの巻だと思います。

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結婚してからのアンは、完璧だから惹き付けられないという部分があります。
友達が多く周囲の人に支えられ支えて、夫に愛され子どもを愛している理想の家族を持ち、穏やかで茶目っ気のある美しい人。それで良いのですが、なんというか、完璧すぎて引いてしまう部分があるのです。
私が好きなアンは、空想好きでどこか抜けていて他人に迷惑を掛けてしまうこともある、そんなアンなのです。なんだか完璧すぎて、私はアンと距離を取ってしまったのです。
だから、息子のウォルターに惹かれる部分があるのでしょう。アンと同じかそれ以上に空想好きで、強くあり弱い哲学的なウォルター。
ウォルターをリラの目で見ることのできる「アンの娘リラ」は、現実世界と相まって読むことが辛かったけれど、ウォルターの魅力を知って欲しいから読んで欲しいとも思います。
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3ヶ月ほど、アンは私のものでした。アンが好きでした。アンはこれからも、時々は私の心の中でお喋りしてくれるでしょう。
私の人生を豊かにしてくれてありがとう、と言いたいです。

体と生きてます

最近、まつ毛が伸びてきたなぁ〜、まつ毛美容液の成果がようやく……と思っていたのですが、ふと気付いてしまいました。
たぶん、プロテインの効果です。



プロテインを本気で飲み始めて3ヶ月半が経ちました。
筋トレ後の夜はホエイプロテイン、日中は1〜3杯のソイプロテイン。プレーンのソイプロテインはあまり美味しくないので、きな粉を入れて飲んでいます。
あまり変わったなと思うことはなくて、それでも飲み続けていましたが、2週間ほど前から爪がツヤツヤになったなと思っていたところでした。縦じわが消えてきただけではなく、形も綺麗になってきています。
髪や爪が綺麗になるというのは良く見聞きしていたので本当だったんだ!という感慨だったのですが、まさかまつ毛まで伸びるとは……。
もともとまつ毛が短いので、とても嬉しいです。



食べることは生きることで、私はやっぱり食べ物から出来ているようです。
レバーを毎日食べるようになって2ヶ月で生理がとても軽くなり、砂糖を摂らなくなって2ヶ月であんなにしつこかったニキビ跡が消えつつあります。
即効性はなくても、きちんと私の中で栄養が消化吸収されて巡り、何かしら変わっていっているのは、とても当たり前でとても不思議です。
私の中の、自分の役割をその通りに果たしてくれている細胞たちに感謝を。そして食と自分を律する私の理性に称賛を。

このコロナ禍の中でどれだけ生き延びられるかは分からなくても、食べ物を味方にして今日を生き延びていきたいです。



そして、ここに書き記しておきたいのが、今日やっと、目標ウエストに到達したことです。12月から3ヶ月でマイナス7センチ達成!
頑張りました。これ以上細くなるのも嬉しいけれど、何事も無理は禁物なのでこれからは現状維持でいきたい所存です。
代わりに今度は、お尻と脚を細くすることを目標にしていきます。ここ何日かのマッサージは効いているようなので、継続していけたらいいな。



歳をとっても、自分の体は変えることができる、ということを忘れない私でいたいです。

頑張りました

この3週間よく頑張りました。

部長の理不尽な指摘にも耐え、自分もコロナに感染しているかもという恐怖と共に、リモートワークは全てなくなりながら先輩がコロナに感染して増えた仕事をこなし、打ち合わせに参加し、ひたすら資料を作成し、体調が悪いのに出勤してくる上司にキレるのを耐え、増えた仕事に残業を余儀なくされ、挙句大嫌いな雨が降っても寒くなっても早寝早起きを徹底し、かつ筋トレとストレッチを欠かさず、土日は弁当のための作り置きをきちんと用意しました。
私に拍手。



足し湯をしたお風呂に浸かり、ゆっくり出来ることが今の私への最大限の労いです。
3連休、楽しみましょう。

ごめんなさいに疲れる

先週は疲れました。
同じ部署の先輩がいっぺんに2人コロナに感染し、仕事量も少し増えました。
それは良いのです。私だっていつ感染するか分からない。お互い様です。
けれど仕事以上に疲れたのが、ペアで仕事をしている先輩が、ごめんなさいをずっと言ってきたことでした。


感染が分かって、週明けにLINEで連絡が来て。ごめんなさいと明日は仕事が大変だから絶対働きますというメッセージ。次の日は明日は頑張るというメッセージ。その次の日は、体調が良くなったということでリモートワークのためメールでメッセージ。


ごめんなさいは、疲れます。
そんなことないですよ、無理せずに仕事してください、お大事に。そんな言葉たちのバリエーションは少なくて、返信のあとありがとうございますなんて言われて。
ごめんなさいを言われるのも、それに対して優しく思われるであろう返信を考えるのにも疲れました。


心配だけれど、メッセージなんか要らないからゆっくりして欲しいと思っていました。
ゆっくり休んで欲しいのは本当で、自分もいつ感染するか分からないのに迷惑なんて思っていないから、体調をゆっくり戻してくれれば良いのに無理してそうなのが心配で。ご迷惑お掛けしました、体調良くなったので明日からよろしく、ぐらいで良かったのにと思いながら、それでもそうはいかない気持ちは分かるんです。


そんなこんなで疲れました。
謝るのは楽だけど、それはいいよという言葉や行為を相手に期待しているもので、相手にも何かを負担させてしまうことなんだなぁと思いました。
もちろん場面や行為で異なることはあるにせよ。
最低限の謝罪で生きていけるようになりたいけれど、皆そこまで図太くないから、お互い様で私も頑張ります。
ただ、疲れることは許して欲しい。そんな一週間でした。明日からも頑張れるかな。

ウォルターと戦争

ロシアとウクライナのことが話題になり始めた頃、私は「アンの娘リラ」を読んでいました。(モンゴメリ著・村岡花子訳)
第一次世界大戦が始まった作中の世界が、現代の世界と繋がって、辛くて辛くてしょうがありませんでした。


アンには6人の子どもたちがいて、私はアンは好きだったけれどその子どもたちまで無条件で好きになれた訳ではありませんでした。(アンのように詳細に描写がされなかったからということもあるかもしれません。)
私が好きになれたのは、ウォルター・ブライス。幼い頃のアンと似て、想像力豊かで心優しく、脆さを感じさせる男の子でした。
けれど、好きになればなるほど辛かったです。ウォルターの戦死が、既に作中では仄めかされており、私は失うことの恐怖を感じながら、読みたくないと何度も思いました。



第一次世界大戦が始まり、作中は戦争一色になります。
戦争に反対する者は罵られ、兵として出陣しない男は軽蔑され、貢献しようとしない女は白い目で見られます。
善良な人々が、ただ勝つことを信じ、戦争に反対することは許さない空気を作っていきます。
それに参加しているアン、ギルバート、スーザン。私が好きな人たちが、知っている人たちが、兵士として参加するだけではなく戦争に反対することも許さないのだと、戦時にはこうなるのだと、背筋が寒くなりました。



死の前に訪れる苦痛を恐れて入隊しようとしなかったウォルター・ブライス
入隊しないことで周りから白い目で見られ、嫌がらせを受け、兄が出兵してから詩を書けなくなった穏やかなウォルター。
その彼も、とうとう入隊を決心します。ウォルターが家で過ごす最後の夕方、妹のリラと交わした会話は、電車の中で私を泣かせるのには十分でした。


「さあ、もう暗い話はよそう。何年も先のことに目を向けようよ。(中略)またみんなで幸福になれるときのことをね」
「あたしたち――もととおなじようには――幸福にはなれないわ」
「そう、もととおなじにはね。この戦争に関係した者はだれももととおなじふうな幸福には二度となれないだろうよ。しかし、よりよい幸福だと思うね、リラちゃん――僕らがかちえた幸福だもの。戦争前の僕らは非常に幸福だったね。炉辺荘(イングルサイド)のような家があり、うちの父さんや母さんのような両親があれば幸福にならないわけにはいかないではないか? しかし、あの幸福は人生と愛情の賜物であって、真に僕らのものではなかったのだ――人生が好きなときに取り返してしまえるものだ。僕らが自分の義務として自分の力でかちえた幸福は人生には奪い去ることはできない。そのことが入隊して以来わかったのだよ。取越し苦労をして臆病風に襲われることもときおりあるけれど、僕は五月のあの晩以来幸福なのだよ。」

そして、ウォルターが戦死の前日に書いた手紙。
苦しまずに死ぬことのできたウォルターにほっとしながらも、読むことが辛くて、でも素晴らしいから何度も読んでしまいました。
作中の人物の魂が安らかであれと、こんなに祈ったことはないように思います。

「われわれは明日、頂上を越えることになっている、リラ・マイ・リラ。(中略)
 リラ、君も知っているように、僕は前からものを予感していたね。笛吹きのことを憶えているだろう――いや、もちろん、憶えていまい――(中略)。僕は不思議な幻というか予感というか――なんと呼んでもいいが――を見たのだ。リラ、僕は笛吹きが影のような軍勢をうしろに従えて谷を下るのを見たのだ。(中略)僕はあの瞬間たしかに笛吹きを見たのだ。ところがリラ、昨夜また笛吹きを見たのだよ。(中略)僕は本当に笛吹きを見たのだ――空想ではない――幻影でもない――笛の音をたしかに聞いたもの。すると――笛吹きは消えてしまった。しかし、僕は笛吹きを見たのだ――それがなにを意味するか僕にはわかっていた――僕も笛吹きに従って行った者の中に入っているのだ。
 リラ、笛吹きは明日笛を吹いて『あの世』へ僕を行かせるだろう。僕は確信している。しかもリラ、僕は恐れないのだ。知らせを聞いたとき、このことを思い出してくれたまえ。ここで僕は自分の自由を――あらゆる恐怖からの解放をかちえた。なにものをも恐れることは二度とあるまい――死をも――生をも、もし結局、生きて行くとしたらね。そして二つのうちでは生のほうが難しいと思う――なぜなら、僕には生は二度と美しくならないだろうからね。いつもいやな思い出につきまわとわれていなければならない――そのため僕にとって人生はいつまでも醜い、苦痛にみちたものになるだろう。僕にはとても忘れられない。しかし、生にせよ、死にせよ、僕は恐れていないよ、リラ・マイ・リラ。そしてここへきたことも後悔していない。僕は満足だ。以前、夢みていたような詩を書くことはもうあるまい。しかし、僕は未来の詩人のために――働く人々のために――それから夢想家のためにもカナダを安全なものとするのにつくしたのだ――そうだ、夢想家のためにもだよ――(中略)
君は子供たちにわれわれがそのために闘って死んだ理念を教えるだろう――その理念はそのために死ななければならないと同時に、そのために生きなければならないこと、そうでないとそのために払った犠牲が無駄になるということを子供たちに教えてくれたまえ。これは君の役目の一部だよ、リラ。もし君が――故郷の娘すべてが――そうしてくれるなら、われわれ戻らないものは君たちがわれわれに対して『誓い』を破らなかったことを知るだろう。(中略)
それでは――お休み、われわれは夜明けにいただきを越えるのだ」

ウォルターは入隊してから書いた詩が有名になり、詩人になりたいという夢を叶えたことにもなるのでしょう。
人生から与えられたものではなく、自分が掴みに行った幸せで死んだウォルターを思うと、胸が締め付けられるとはこういう気持ちなのかと思うのです。



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筋トレ9ヶ月

筋トレの経過を記録します。


筋トレを始めて9ヶ月。プロテインを本格的に飲み始めて2ヶ月。カロリーの意識を持ち始め、かつ砂糖断ちを始めて1ヶ月。
プロテインを飲み始めたからか以前よりもきちんと筋肉がつき始めた気がします。
カロリーをきちんと意識し出してからは明らかにウエストが引き締まってきました。



砂糖断ちの成果として。
肌がとても綺麗になりました。頬がふわっふわ。生理前なのにニキビもほぼ出来ない。しつこく残っていたニキビ痕も薄れてきました。
そして寝起きの良さ。ここ1週間ほど、朝の目覚めがスッキリ。アラームが鳴ってすぐに起きられます。朝ご飯を食べる余裕が出来ました。
この1ヶ月で摂取した砂糖は、気が付かなくて食べてしまったホットソース2回分。3回行った外食には砂糖が含まれていたでしょう。
タンパク質をしっかり摂っているからか、甘いものを食べたいという欲もほぼなく、またアルコール断ちも同時に出来ています。素晴らしい。



何の成果かは分からないのですが、今日微妙に目が大きくなっている気がしました。
これは気のせいもしくはまつ毛美容液の効果となりそうです。



特筆すべきことがあります。
1月の最後の週末、驚くべきことに外に出たいと思ったのです。家の中で過ごすことが大好きで、外出を心から面倒だと考える私が、外に出たいと思ったのです。買い物に出掛けました。気持ちが良かった。
自分でも驚きました。まさか私がベッドの上に寝転がることよりも外出を選ぶなんて。
筋トレを始めたことで性格がわずかに変化したのでしょうか。それからも何故か土日も活動的に過ごしたいと思ってしまうのです。



今のところはこれだけです。
ホエイプロテインは美味しく、飲むのが毎日楽しみです。
ソイプロテインはあまり美味しくなく、きな粉を入れて飲んでいます。そうすると美味しくなります。


私は、私が長く筋トレを続けられるように願っています。

アンの幸福・アンの友達

私にとってアンは、その少女時代こそ光り輝くものであったのかもしれません。
期待に満ち満ちて読んだ5巻は3巻までのときめきをもたらさず、感動をおぼえられなかった自分にいささかがっかりしています。
風景や心の描写が大変好きなので、手紙が多く出てくるのがマイナスになったこともあります。


時折省略されているギルバートへの愛の言葉を読みたいと思いながらも、素晴らしい英断だと思いました。
けれど、ギルバートの返事は読んでみたかったです。



話は変わりますが、私は、日本人ではない人を覚えるのが苦手です。
アッテンボローとシェーンコップをいつのまにか同一人物だと思っていたり(ーとッがあってなんとなく似ているから)、トレジャーハンターの刑事と敵がどっちだかわからなくなったり(髪がどちらも黒くて短いから)します。
何が言いたいのかと言うと、赤毛のアンシリーズ第4巻「アンの友達」に出てくる人々が誰なのかさっぱり分からなかったということです。見知らぬ人々の話をただ読んでいくのはそこそこつまらなく、私は自分が雰囲気だけで人の名前を判断してしまうことに大変不便を感じました。
ただ、天然痘で隔離をされることで結ばれるエンジェリナの話はとても好きです。これはただケンカップルが好きだというのが理由のような気もしなくもないですが、この話は、人の機微というものが描かれているようでお気に入りです。



家にあるアンのお話は読み終わってしまったので、この週末はまた図書館へ行って続きを借りてこなければいけません。
少しずつ読み進められる本があるというのはとても良いもので、それが完結しているというのであればなおさらです。
アンのように生きたく思います。
私にはグリン・ゲイブルズも真珠の指輪もないですが、「今日はいったいどんな楽しいことがあるのかしら?」と思いながら生きるのはきっと不可能ではないはずです。

今回の鬱期と今日について

最近本当に他人と話したくなくて、鬱期にいるようです。
仕事ではスイッチが入っているので全く普段通りに見えていると思いますが、ちょっとびっくりするくらい今日は何にもやる気がなくて食べたくなくて一日を終えようとしています。

最近ダイエットをしていて、カロリーが高いものを食べるのに罪悪感も生まれてしまって、そんなことも良くないのかもしれません。
今日食べたのは白菜と厚揚げとエノキダケを入れた豆乳鍋、ゆで卵を2個、それにプロテインを1杯。
さすがに体に悪いのではと自分でも思ったのですが、なんだか食べたくなくて、筋トレも休みにしてベッドの上でスマホとにらめっこしていた一日でした。



鬱期があるのは慣れていて、そのうち気分も浮上してくると思えるから苦ではないのですが、そんな時に常に他人の存在を感じるシェアハウスというのは苦だなと思います。
今回の鬱期は今月の初めの方から始まっていて、もちろん他人とは話したくなくて顔も出来れば見たくなくて。それは嫌いとか好きとかではなくて、自分にとって苦痛なのです。スイッチが入っていない状態で顔を合わせるのはただただ苦しい。
けれど「避けてますよね?何か私してしまいましたか……?」とガチなトーンで言われてしまって申し訳なく思いました。
申し訳ないのは本当なんですが、なんでしょう、愛想良くするべきとでもいうような圧を私が勝手に感じてしまって、それ以来以前にも増して顔を合わせるのを避けるようになってしまいました。
それもこれも、この鬱期を抜け出せば平気になると分かってはいるんですが。



それでも明日になれば仕事に行かなければいけなくて、こんな時に頼りっぱなしな「働かないふたり」を読んで気分を少しでも良くしてから寝ます。
今月は初めの方に散財してしまったからかなりお菓子やお酒も我慢しているので、来月になるのが楽しみでしょうがありません。チョコレートが食べたい。
明日、がんばれますように。

私の大好きなアン

赤毛のアンシリーズにどんなに私が心が奪われ捕われているか、どう書いていいのか迷うほどです。
私の伝記を書くとしたらこの本に触れずには話が進まないほど、人生に影響を及ぼした本のうちの一つになることはまず間違いありません。


私のアンは今朝方プロポーズを受け、それを承諾した幸せな場面を迎えました。
良い台詞を幾つか引用しようとも思ったのですが、あまりにも一冊一冊に多すぎて取りやめることにしました。
そして私は――こんなに書いておいてなんなのですが、どうしてアンの世界がここまで魔力的に魅力的なのか分からないのです。
アンは魅力的な女の子です。ユーモアがあって頭が良くてドジな部分もあり愛情深く。けれどその位の女の子なら、周りにも何人かいます。
アンはそのどれとも違う感じもします。同じような感じもします。言えるのは想像力が豊かなことに裏打ちされた思慮深さがかけがえのない人物像の一端を担っているということでしょうか。



アンが好きです。リンド夫人もマリアもマシュウも好きになりました。人は人に影響を受けるのだというごく当たり前のことを今更に感じました。想像力が人生の糧になることを学びました。
もし私が学生だったら、こんなにアンに感銘を受けていたでしょうか。
大学を卒業し、働いている今だからこそこんなにどっぷりと世界に沈み込めているのではと、もう何度も思ったことをここにも書いておこうと思います。
私のアンは、まだ子どもらしい部分もありつつ私よりも随分と教養のある大人で、彼女のこれからが楽しみでなりません。そしてそれを読んでいける喜び。アン。私の世界を豊かにしてくれてありがとう。