ちゅるゆーかの頭の中を晒すブログ

ちゅるゆーかの頭の中

出会わなければよかった人などないと笑います。

過去のイスタンブールより

イスタンブールが好きだ。
泊まっているホステルはちょっと暗くて階段が急で夜になると音楽がうるさいけれど、この街の雰囲気が好きだ。トルコ人が好きだ。
久しぶりに心から好きだと思える国と会えて嬉しい。



旅が終わる。あと3回ここで寝たら私は日本に帰る。部屋を借りて、学生証を作り直す。そして、大学生に戻る。
何が学べたか、と問われたら、何も学べませんでした、と答えるしかない旅を2年も続けてきた。

何かを感じたこともある。何かを考えたこともある。でもそれを言葉で表せ、自分の変わったところを見せろ、と言われたらどうしようもないことばかりだ。



私はもう自分を見失わないと思う。自己中心的でいいのだと思えるようになった。

他人の顔色を伺って黙っている私より、自分の好きなことをお構いなしに喋っている私の方が私は好きだ。そしてそんな私を嫌いな人と無理をして付き合うより、そんな私を面白がってくれる人とだけ付き合っていた方がずっと幸せでいられる。
それは社会に出たら無理だと言われたこともある。でもそれに気付いているかそうでないかの違いは大きい。自分の好きなこと、幸せでいられることを知っているかどうかの違いは大きい。だから、それが何だと言い返したい。私はただ気付いた、そしてそれが大事なんだと。



大学に戻ったら、年が2つ上だとか休学していただとか、そんなことでゼミ生から少し距離をおいた付き合いをされるだろう。それは2年前の私が怖く感じていたことだ。でも今の私は、むしろそれを楽しみにしている。隙間をすり抜けるようにして生きていた大学という場所で、私は胸を張って歩けるようになっているだろうと思う。自分の世界を、あの中で心地良く作り出していきたいと思う。



(休学前に書いたテキストが出て来ました。記念に載せておきます。)