ちゅるゆーかの頭の中を晒すブログ

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出会わなければよかった人などないと笑います。

花でなくても愛してる

座右の銘が「花を咲かせる土になれ」だった先生がいました。
その先生のことはあまり好きではなかったので、その言葉も半分程度にしか聞いていなかったのですが、今頃になって、土になる選択肢があるのはいいことだなぁと思うのです。


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最近花を咲かせろという趣旨の言葉をよく見かけています。ですが、花を咲かせられなくても、土になれば良い。根になれば良い。茎に、葉になれば良い。そう言って貰えれば、どんなにか気が楽になるでしょうか。



栄養が足りなくて花を咲かせられないことも、気候が合わなくて花を咲かせられないこともあり。
でも、肥料が多いのは、花の能力でしょうか。気候が合うのは、花の能力でしょうか。それは植物が元から持つ力ではないと思います。

 

有名な話。紫陽花は土の性質によって色が変わります。ソメイヨシノはある程度寒い地域でないと花は咲きません。ですが、紫陽花の色が変わることを、ソメイヨシノが咲かないことを、責める人なんていません。
 


私は、花を咲かせない植物が、冬を無事に越せたことを喜びたいです。花をつけない植物の、葉の形を楽しんで、根が太いと喜びたい。
たった一瞬でも、花が咲くためには根があって茎があって葉がないといけません。土台となるそのどれをも蔑ろにして、花を咲かせようとしてはいけないと思うのです。



だから、私は活躍しろなんて他人には言えない。活躍しているあなたも、活躍していないあなたであったとしても、大切にするよと抱き締められる私でいたい。

私には蕾の気配はないけれど、誰かの根や葉になりたいです。誰にも見つからなくても気にしないから、いつか養分として土に還りたい。花を咲かせないことを責められても、冬を耐えられる強さだけは持ちたい。

そしていつか誰かの花が咲いたら、一番に喜んで、それから根や葉や土についても褒められる、そんな自分でいたいと願います。