ちゅるゆーかの頭の中を晒すブログ

ちゅるゆーかの頭の中

出会わなければよかった人などないと笑います。

人間好きになれないために

他人を心の底から信用することが出来ません。
おそらく防衛本能だと思います。


小学校の低学年の頃は、他人を無差別に信じていた記憶があります。
けれど、いつの間にかそれは間違いだと、他人は信じてはいけないものだと思うようになりました。


母親が私の話を友達に笑い話として話すことが大嫌いでした。本気で嫌でした。やめてと何度言っても、分かった分かったと返事ばかりでやめてもらえなかった。
人は他人の気持ちなどに一切構わずにいられるのだと学びました。


父親は、建前と本音というか、口にする綺麗ごとと実際に求めるものが違っているなんてしょっちゅう。漫画を読んでも全然構わないと言いつつ、実際に読んでいると普通の本を読まないのだったらと漫画は捨てられ。テストの結果など構わないと言いつつ、いざ順位が下がるとキレられ。好きなお菓子を買えと言いつつ、添加物だらけのものなど買うなと怒鳴られ。
人が口に出すことは本音ではなく建前で、その実本音に即したことをしなければいけないのだと思うようになりました。


学校では、他人と違っていると、好奇の目で見られて避けられました。
他人と違っているということは、いけないことで、求められるのはスタンダードなんだといつしか心に刻んでいました。


私は、今も他人を心の底から信じることが出来ないのです。
信じれば痛い目に遭う、そう私の心は言うのです。
誰にも自分の本当の弱味を見せないように気を付けているし、いつか裏切られるものだと思いながら人間関係を維持している。
ありとあらゆる人を、心のどこかで醒めた目で見ている。
友人関係も、たぶんいつだって切れる。今の時点で切りたいかどうかをランク別に分けているだけ。
親には感謝はしているけれど、頻繁に実家に帰ろうとは思えない。
そして心を守るためにいつの間にか身につけた防衛本能を備えた自分を、嫌な奴だと自覚しながらもそれを取り消すことが出来ないのです。


次に出逢える誰かを、信じることが出来ますように。そう思いながら、いつまでもそうはなれない気がします。
私は、誰に会いたくて生きているのでしょう。