ちゅるゆーかの頭の中を晒すブログ

ちゅるゆーかの頭の中

出会わなければよかった人などないと笑います。

戸惑いのエネルギー

「日本語」に戸惑っています。


と書くとちょっとカッコイイような気がしますが、単に日本語で自分の気持ちを表現できることの楽さに慣れていないだけです。きつさと違い、すぐに慣れることでしょう。


一ヶ月ちょっとマレーシアにいました。
お喋りな私のことですから異国に居ようがお喋りなことには変わりはなく、何かを見て感じたことや問いかけられたことに対して、出来るだけ多くのことを伝えたいと考えていました。
しかし耳に入ってくるマレー語と英語を聞き取ることが必要で、さらに伝えるには私には少しの英語とそれよりもっと少ないマレー語しかない訳で、それらをどう組み合わせ手振り身振りと表情を合わせ、より多くのことを伝えられるかに情熱を傾けていた訳です。
まぁ日本語が通じないということは日本語なら何言っても分かんないわけで、不自由の中で自由を謳歌していたわけですが。


それがぱたっとなくなった訳です。言葉が通じる!
空港の音声案内の意味が全て分かります。バスに乗る時にどこに行きたいかを運転手に言っていなくても、どこで降りればいいか分かります。商品のパッケージから詳細が余すことなく分かります。意味不明の商品も味の分からない未知の料理もそんなに多くありません。道を聞く時には勇気なんていりません。


海外にいるということは、行動一つ一つにエネルギーを消費することのように思います。
(私は英語出来ないから特に。英語を勉強しなければ)
自分の頭で考える言語と伝えるために口から出す言葉が違う場合は、やはり母国にいる時には使わないプロセスが必要なだけに、精神のエネルギー消費が増加します。
それで体重でも減ればいいんですけど、気力だけ消費して脂肪は消費しませんからね。けしからんやつ。


素晴らしき母国語。
けれど、何か物足りないような気がします。忘れ物をしたような。