ちゅるゆーかの頭の中を晒すブログ

ちゅるゆーかの頭の中

出会わなければよかった人などないと笑います。

忘却と生きる

基本的には、忘れたことは忘れて良かったこと、もしくは忘れたかったことだと解釈しています。
逆に言うと、本当に大切なことは絶対に忘れないと信じています。


大好きだった人の思い出は今でもふとした瞬間に浮かんでくるし、普段は思い出さなくても必要な時に記憶や知識が浮かんでくることは幾らでもあるから。
忘れるな忘れるなと言われることは学校と名のつく場所に所属していれば、当然のように存在します。
けれど、本当に必要だと感じれば人は一生懸命覚えようとするものだし、要らないと感じればテストでいくら覚えても忘れてしまうもの。


そして、忘れることは脳にとって必要なことらしいですね。何かの本で読んだ記憶があります。
脳には様々な情報が常に出入りしています。が、その情報を全て覚えていると脳はパンクしてしまいます。だから、脳は一日の記憶の大半を忘れているらしいのです。

今日すれ違った人の顔、道端で見た看板、スマホに表示された広告の内容、スーパーで真剣に見比べた幾つかの価格……etc
私もしっかり忘れてます。

時々記憶能力がものすごい人がいますが、苦労しているんだろうなぁと思います。覚えておきたくないことを覚えているなんて苦行でしょうね。。


もの忘れが激しくなることは嫌われることが多いけれど、考え方によっては幸せなことですよね。
嫌なことは全く覚えてないんですから。


忘れることは必要ない。
ならば、私が大学時代のことをはっきりと思い出せなくなっていくのは正しいことなんだろう。
あんなに辛かったはずのことも、そんなに大したことではなかったのではと思えてくる。


今『忘』という字がゲシュタルト崩壊していることも、明日になれば忘れているに違いない。