ちゅるゆーかの頭の中を晒すブログ

ちゅるゆーかの頭の中

出会わなければよかった人などないと笑います。

天才なるもの

ふと、天才って何なんだろうと考えたので書いてみます。


バイト先にいたYさんは、人付き合いの天才でした。
他人のどんな話も興味深そうに聞くことに長けていて、愚痴を上手く笑いに変えることにも長けていて、他人をジョークの一種として蔑んで笑いにすることにも長けていて、その後他人をさり気なく褒めることにも長けていて。
仕事中とても良く動いているようでいて手の抜き加減も絶妙に上手くて、でも仕事は素晴らしくて、覚えが早くて丁寧と評判でした。


中学生の時のクラスメートだったOは勉強しなくても勉強出来る子で、何もしなくても学年1位でした。
塾でもトップのクラスに入っていて、その勉強のでき方に塾の先生が感動したとか。
天才と呼ばれていました。
あ、ちなみに日本で一番と言われる大学に進学したと聞きました。


……他に天才と思った人を思い浮かべようとしたんですけど、なかなかいないですね。


Yさんは、いつも軽妙にお喋りしてくれました。けれど、本音を見れたと思ったことはなかったです。
いつもいつも他人に合わせてばかりで、この人はいつリラックスしているんだろうと思っていました。疲れた様子なんて見せなかったから特に。
Oは、天才と呼ばれるのが嬉しそうで辛そうでした。他人と一緒なのに一緒ではない、たかが勉強くらいで異なるものにされるのが嫌だったのかもしれないと今になって思います。


天才というのは、天才と呼ばれることで他人と違うと言われることなのかもしれません。
私などは他人と違うということなどは、言われ慣れているので全然気にしませんが(笑))

……いえ、天才とはむしろ、天才と言われるくらいでは孤独を感じないものでしょうか。
どちらにしても、生まれながらに持っている能力のせいで孤独な人を天才と呼ぶのかもしれないなぁと思いました。