ちゅるゆーかの頭の中を晒すブログ

ちゅるゆーかの頭の中

出会わなければよかった人などないと笑います。

最高学府から見る景色

自分にとって嫌なものから目をそらしてしまう傾向が人間にはあると思います。


例えばミシシッピー・バーニングを授業で見たとき。その映像の過激さに生徒のほとんどは続きを見る2時間目は来ませんでした。(長かったので2週にわたって見たのです)
風化する戦争に事件。関心を持たれない社会問題。


嫌なものは見たくない

その気持ちはよく分かる。
けれど、見なければならないものは確かにある。
それを避けることは、ずるいことだと思うし、逃げていると思う。

確かに、心地の良いものしかない世界は楽しい。
けれど、世界には自分だけではなく他者もいて、他者がいなくては人間は生きていけないことを皆感じているはずだ。
なのになぜ、他者の痛みを知ろうともしないのだろう

人がどうやって生きていくかというのはその人の自由で、何を思って生きていくのかもその人の自由なのだけれど、痛みを知らずに喜びは知ることは出来ないと思う。


……腹が立つのです。同級生に。

痛みを知ろうとしない最高学府の学生たち。
世界も日本も知ろうとしない同級生。それで良しとする先生たち。

ていうか大学は最高学府じゃないと思う。だって大学生のほとんどが、高校時代よりも勉強が出来なくなっていると言うくらいだから。

……私の大学だけだといい、この状況が。
全国にいくつ大学があって、いくつの大学の学生たちが遊んでいるのかなんて考えたくもない。……私も思考停止だ(笑))


そんな場所を離れるのかどうか、迷っている。

こんな場所でも、卒業すれば学士という資格が与えられる。そして、初任給もいくらか違う。
けれど……この場所は私を悪くすると知っている。自己満足の授業を続ける先生たち。理解出来ないものは受け付けない学生たち。規格外は拒絶するゼミの空気。学生ではなく財政状況を優先する大学の仕組み。

ここにいることは、合わない場所で耐え続けなければいけないということ。そんな場所に居続けることの不安と恐怖。


大学を辞めようか迷っているという話をしたとき、やっぱり反応が二つに別れるんですけど、面白いことに気が付いたんです。
大学を卒業している人や大学生は辞めてもいいと言い、大学に通ったことのない人は、勿体無い、大学は出ておけと言うのです。

大学という場所は、知らない人には素敵な場所。私も以前はそうだった。
ずっと、そう思い続けることが出来なくて残念です。